血の気(読み)ちのけ

精選版 日本国語大辞典 「血の気」の意味・読み・例文・類語

ち【血】 の 気(け)

① 顔や手足などの皮膚に現われているいきいきとした赤み。血の色。血色(けっしょく)
※葛飾砂子(1900)〈泉鏡花一二「菊枝は嬉しさうに血の気のない顔に淋しい笑(えみ)を含んだ」
② 積極的でいきいきとした気力感情のおもむくままに突き進む元気。血気(けっき)。また、多情な心。
談義本・化物判取牒(1755)四「ちのけの多い若者」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「血の気」の意味・読み・例文・類語

ち‐の‐け【血の気】

皮膚にあらわれている、生き生きと血の通った赤い色つや。血色。「顔から血の気が失せる」「血の気のない唇」
感情の高まりのままにすぐ行動する元気。血気けっき。「血の気の多い若者」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android