血青素(読み)けっせいそ

精選版 日本国語大辞典 「血青素」の意味・読み・例文・類語

けっせい‐そ【血青素】

〘名〙 甲殻類軟体動物の血液中にある銅を含んだたんぱく質高等動物ヘモグロビンに当たるもので、酸素運搬に関係する。ヘモシアニン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「血青素」の意味・わかりやすい解説

血青素
けっせいそ

銅を含む呼吸色素タンパク質ヘモシアニンのことで、節足動物多くの甲殻類)や軟体動物の血リンパに存在し、無色で、酸素と結合すると青色を呈する。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の血青素の言及

【ヘモシアニン】より

…生体内で酸素を運搬する色素タンパク質の一種。血青素ともいう。イカ,タコ,ザリガニなどの軟体動物と節足動物の血漿(けつしよう)中に存在する。…

※「血青素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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