衆善(読み)シュウゼン

デジタル大辞泉 「衆善」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ぜん【衆善】

多く善事。多くの善人
「実に―百行根基にして」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「衆善」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ぜん【衆善】

〘名〙 仏語。さまざまな善。特に、親鸞では自力の善をいう。
正法眼蔵随聞記(1235‐38)四「僧の威儀を守り、済度利生行儀を思ひ、衆善を好み修して」
塩山仮名法語(1387頃)五「一切の功徳の蔵、万行衆善悉く自己方寸の中に円具して」

しゅう‐ぜん【衆善】

〘名〙 多くの善事。衆人の善事。また、多くの善人。しゅぜん。
※文明本節用集(室町中)「孝百行之本衆善(シュウゼン)之始也〔後漢書〕」 〔春秋繁露‐考功名〕

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