行く末(読み)ユクスエ

デジタル大辞泉 「行く末」の意味・読み・例文・類語

ゆく‐すえ〔‐すゑ〕【行く末】

これから先のなりゆき。前途将来行く先。「子供の行く末を心配する」
進んで行く道の果て。行く手
「流れ出づる涙の川の―はつひに近江の海とたのまむ」〈後撰・恋五〉
余命。老いさき。
「―短げなる親ばかりを頼もしきものにて」〈明石
死後の世界。来世
「この世にはさらにもいはず、―にも、草木、鳥けだものとなるとも」〈宇津保・菊の宴〉
経歴来歴
「かの女房の―をくはしく尋ねて候へば」〈太平記・一八〉
[類語]未来今後将来末末前途向後自今来たる近未来目先行く先行く手行く行く行方先行き先先生い先あとのちあとあとのちのち後年他年この後これから向こう運命

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android