行動主義(読み)こうどうしゅぎ(英語表記)behaviorism

翻訳|behaviorism

精選版 日本国語大辞典 「行動主義」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐しゅぎ カウドウ‥【行動主義】

〘名〙
ニヒリズム批判から、行動を重視して生じた一九二〇~三〇年代における文学上の主義。第一次世界大戦後フランスに現われ、アンドレ=マルローなどを代表とする。
※いはゆる行動主義の迷妄(1935)〈大森義太郎〉「フランスの行動主義は〈略〉知識階級が懐疑、自棄の状態からみづからを救はうとした苦闘の尊い所産であるが」
② ①に触発されて興った日本の文学運動。昭和九年(一九三四)後半、舟橋聖一阿部知二、青野季吉らによって推進され、翌一〇年にかけてマルキシズム陣営との間で盛んな論争をひき起こした。行動主義文学。
※いはゆる行動主義の迷妄(1935)〈大森義太郎〉「わが国のいはゆる行動主義は、〈略〉なにより先にマルクシズムの反対物として現れてゐる」
心理学で、科学的な心理学の課題は、客観的観察と数量的計測によって、外的刺激とそれに対する反応、つまり行動との関係を法則的に明確化するところにあると考える立場。一九一三年アメリカの心理学者ワトソンが提唱したもの。〔現代文化百科事典(1937)〕
④ 一般に思索・内省などよりも、実際の行動を重視する考え方。
※人間と真実の問題(1938)〈窪川鶴次郎〉続「駿介の生活の実践力の強さは、つまり行動主義は」

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デジタル大辞泉 「行動主義」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐しゅぎ〔カウドウ‐〕【行動主義】

科学的心理学は外部から観察し観測できる行動だけを研究対象とすべきだ、という主張。1913年、米国のワトソンによって唱えられ、従来の主観的な内観主義を排して心理学を科学化する働きをした。
ニヒリズムを否定し、行動的ヒューマニズムを重んじる文芸上の主義。アンドレ=マルローなどの紹介に際して日本で生まれた用語で、昭和9年(1934)から10年代の初めにかけて、阿部知二・小松清・舟橋聖一らが雑誌「行動」を中心に主張した。

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最新 心理学事典 「行動主義」の解説

こうどうしゅぎ
行動主義
behaviorism

1913年にワトソンWatson,J.B.が発表した「行動主義者から見た心理学」から出発した現代心理学における方法論。

【行動主義の背景】 行動主義の発生に影響を与えたいくつかの考え方がある。一つはジェームズJames,W.の機能主義であり,心の構成ではなく,その機能に基づく分析を行なった。彼は心の生理学的説明をめざしたが,研究方法としての内観(自分で自分自身の意識を観察する方法)は維持しており,ワトソンは機能主義心理学もまた科学的心理学たりえないと批判している。もう一つは動物研究の流れであり,ロエブLoeb,J.とジェニングスJennings,H.S.はワトソンと同時期にジョンズ・ホプキンス大学におり,ワトソンはロエブの指導を受けた。最初の経験的強化理論を構築したソーンダイクThorndike,E.L.,類人猿の研究を始めたヤーキーズYerkes,R.M.も行動主義に寄与したように思えるが,ワトソンはソーンダイクをまったく評価していなかったし,ヤーキーズもまたワトソンに批判的だった。

【ワトソンの行動主義】 ワトソンは科学の目的を「予測と制御」であるとした。行動は外的行動と外からは観察されない内的行動に分けられ,思考なども微小な筋肉運動などの分析で研究できるとした。1913年の論文では具体的な研究方法は示されなかったが,のちにパブロフPavlov,I.P.の条件反射conditioned reflexの理論を知り,それを主たる方法とした。ただパブロフが大脳の研究法として条件反射をとらえていたのに対し,ワトソンは脳研究への関心は薄かったといえる。

【ワトソン以降の行動主義の思想的背景】 ポスト・ワトソンの行動主義への移行には,論理実証主義logical positivismと操作主義operationismが大きな役割を果たしている。操作主義では「概念は一連の操作と同義語」であるとされた。これが操作的定義といわれるもので,知能のように直接知覚できないようなものでも「知能テストで計られたスコア」のように操作によって定義できるとした。もう一つの大きな特徴はカテゴリーエラーの指摘であった。たとえば「時間はいつ始まったのか」といった設問はノンセンスであるとした。操作主義と双子のような思想運動が論理実証主義で,問題を真偽の検証可能なプロトコル命題にすることにより同じように扱えるとした。つまり,どのような科学の問題も形式論理の命題に落とし込めれば,同じように扱える。そこから,すべての科学は同じという統一科学unified scienceを主張した。二級科学であった心理学も,この考え方によれば科学たりえたのである。この学派も「物自体とは何か」といった設問は偽問題として退けた。さらにライルRyle,G.やウィトゲンシュタインWittgenstein,L.J.は,プロトコル分析ではなく日常言語の分析で心の研究をめざす哲学的行動主義philosophical behaviorismを提唱していった。

【ワトソン以降の行動主義】 論理実証主義の影響下にスティーブンスStevens,S.S.は方法論的行動主義methodological behaviorismを構築した。これはきわめて明快な行動主義で,私的経験と公的世界を区分し,後者のみが科学研究の対象であるとした。ハルHull,C.L.は仮説演繹法に基づく公理系としての公理論的行動主義axiomatic behaviorismの体系を構築した。要求低減need reductionとそこから派生する動因driveの低減が,個体レベルでの学習の機構であるとした。習慣強度()は強化数の関数であり,これに動因(D)と誘因(K)を乗じたものが反応ポテンシャル(),さらにそこから反応抑制(I)を減じたものが有効反応ポテンシャル()になる。ここでの反応抑制は,反応そのものによる抑制(I)と条件性抑制()からなる。この体系は公理系として美しいばかりでなく,心理学に登場した初めての学習の数量モデルであった。トールマンTolman,E.C.の認知的行動主義cognitive behaviorismでは,行動を指標として用いつつも仲介変数としての認知を導入したことに大きな特徴がある。学習は目的-手段関係means-end relationの理解であるとし,潜在学習latent learningの実験で学習そのものと外に現われた行動の違いを明らかにした。彼の体系はしだいに複雑なものになり,他の研究者が理解しづらいものになっていったが,動物の空間認知という考え方は後に海馬研究において復活した。

 スキナーSkinner,B.F.は,行動分析behavior analysisといわれる過激行動主義radical behaviorismの体系を構築した。ワトソン以降の流れの中では行動修正behavioral modification,行動薬理behavioral pharmacologyなどの応用分野を生み出した実り多い体系であった。スキナーはオペラント条件づけの方法に強化スケジュールschedule of reinforcementといわれるさまざまな強化の与え方を考案し,実験装置としてスキナー箱Skinner box,行動測定器としての累積記録器を開発した。また,複雑な行動(たとえばハトに卓球をさせる)も単純な行動から少しずつ訓練していく逐次的接近法successive approximationによって形成されることを示した。この行動形成shapingという手法は,プログラム学習という教授法を生み出した。彼は一貫して記述を重視した立場を取り,同じ被験体で実験変数を変化させる被験体内計画法within subject designを用いた。彼は心の存在を認めない立場を取るが,スティーブンスと異なり私的経験を研究対象とし,言語行動の分析を行なった。この研究法はライルやウィトゲンシュタインに近い。行動の説明を安易に神経系に求めることを戒めたが,これは当時としてはそれぞれ独立に研究を進めた方がよいという歴史認識に基づくもので,心理学は本来生物科学の一分野であると考えていた。しかし,「皮膚の下の話をするな」という標語はスキナーの追随者たちを硬直した神経科学嫌いにし,行動分析の孤立化を招いた。

【行動主義のその後】 スキナー自身は,行動を形成する随伴性を個体発生的随伴性ontogenetic contingencyと系統発生的随伴性phylogenetic contingencyに分けたが,後者の研究をする者は少なく,種差を問題とする動物行動学とは折り合いが悪かった。しかし,オペラント条件づけは動物行動の研究法としては優れた手法であり,やがて比較認知科学や脳研究へと発展していった。行動主義の理論は結局学習理論であり,心理学者の関心が学習以外に向かうと行動主義心理学の果たす役割もまた少なくなっていった。 →強化スケジュール →行動修正
〔渡辺 茂〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「行動主義」の意味・わかりやすい解説

行動主義
こうどうしゅぎ
behavio(u)rism

心理学の対象を意識としないで、人および動物の客観的な行動とする立場。ブント以来の意識心理学に対し、「内観」を退け、もっぱら刺激と反応との関係、それから構成された体系を扱う。1913年、アメリカの心理学者ワトソンは『行動主義者からみた心理学』という論文により、この立場を主張し、以来、アメリカ心理学の主要な潮流となっている。

[小川 隆]

初期行動主義

狭義の行動主義はワトソンに代表される初期行動主義で、19世紀に発達した動物心理学の成果、パブロフの条件反射学、ジェームズの機能主義などに育成されたものである。その主張の要点は、(1)意識内容の構成要素を明らかにしようとした構成心理学に対し、生体の機能を行動を通じて明らかにしようとする。(2)特殊な器官の機能を研究する生理学と異なって、生体の全体の機能を問題にする。(3)内観法によらないで、観察者の影響をできるだけ除いた自然科学的方法による。(4)行動を複合的なものとみ、刺激―反応の最小単位である反射、条件反射から明らかにしようとする。(5)行動は環境内の刺激に対する条件づけの結果であるとし、生得的面より習得的面を重視する。

 こうして、感覚は刺激に対する差別反応、感情は内臓器官の活動、思考は発声を伴わない言語反応などとみなされ、すべての意識は刺激―反応の関係に置き換えられる。

[小川 隆]

新行動主義

初期行動主義は、生体の全体の機能を扱うとしながら、あまりにも刺激―反応の関係が直接的である点、刺激―反応の関係を受動的にだけ扱っている点、反射・条件反射の単位を要素として、行動の全体をそれらの複合として扱う点などが反省され、1930年ごろから、新行動主義といわれる動向が現れることになった。広義の行動主義はこの動向を総称する。

 行動主義は、人と動物とに共通な行動の性質を考究する道を開き、主観主義、擬人主義の偏見を正したし、習得行動の重視によって教育の可能性についての示唆を与えたといえるが、生得的行動、本能や発達についての知見では、西欧に淵源(えんげん)する精神分析学や比較行動学(エソロジーethology)の立場と対照的である。

[小川 隆]

『B. F. SkinnerAbout behaviorism (1974, Alfred A'knopf, New York)』

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改訂新版 世界大百科事典 「行動主義」の意味・わかりやすい解説

行動主義 (こうどうしゅぎ)
behaviorism

J.B.ワトソンが1912年に提唱した心理学理論のもとに形成された学派。古代ギリシア以来心理学の伝統は,人間の心とその働きについて思索し,主観的な意識現象を内観法によってとらえ記述するものであった。ワトソンはこれに反対して,科学としての心理学は意識とか内観を排除して,対象を客観的な行動に限定すべきであり,それを観察可能な刺激-反応の側面からだけ扱い,そこに行動の法則を組織的に求めていくべきだと主張した。そこで心理学の研究対象も生物全般,人間ならば胎児から精神障害者にまで広がった。初期の行動主義は,彼が〈意識なき心理学〉を戦闘的に主張したことからワトソニズムWatsonismともいわれる。こうした考えはすでに19世紀末ドイツの生理学者や生物学者も提唱しているが,彼に決定的影響を及ぼしたのはロシアのセーチェノフI.M.Sechenovから始まりパブロフの条件反射学に実った業績である。先行するいま一つの大きな流れは,同じアメリカのE.L.ソーンダイクに始まる動物を使った学習心理学である。ワトソニズムは伝統的心理学に不満であった学者たちに広く影響を及ぼし,大衆にも強く訴えた。しかしその後はゲシュタルト心理学,精神分析学,哲学のウィーン学団,物理学の操作主義などからの影響・批判のもとに多くの新行動主義理論が分岐していく。トールマンE.C.Tolman,ハルC.L.Hull,B.F.スキナーなどの理論がそれである。このようにワトソンの業績は現代心理学の形式と本質とに決定的影響を及ぼし,彼の著書は現在の基礎から臨床にわたる心理学研究の出発点となった。
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百科事典マイペディア 「行動主義」の意味・わかりやすい解説

行動主義【こうどうしゅぎ】

behaviorismの訳。J.B.ワトソンにより提唱された現代心理学の学派。彼はそれ以前の意識主義心理学に反対し,客観的観察の対象にならない意識は科学的心理学の枠内から追放されるべきだと主張した(〈意識なき心理学〉)。また科学の使命は予測と支配にあるとし,刺激と反応との関数関係を明らかにし,反応の制御を行うことが心理学の任務だとして,条件づけ(条件反射)の原理を無制限に適用しようと試みた。行動主義は,このように自然科学的方法論とともに,楽観的な環境優位説や要素主義をも含んでいる。のちに,古典的行動主義のいきすぎへの反省から,何らかの内的過程を認める,トールマン,ハル,スキナーらの新行動主義が興った。
→関連項目学習行動療法心理学パブロフ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「行動主義」の意味・わかりやすい解説

行動主義
こうどうしゅぎ
behaviourism

アメリカの J.B.ワトソンにより 1913年に提唱された心理学上の一主張。ワトソン主義ともいわれる。意識を対象とする伝統的心理学に反対して,心理学が科学として自立するためには,客観的に観察可能な行動にのみその対象を限るべきであるとした。したがって内観法は不要とされる (→内観 ) 。さらにワトソンは刺激=反応説によって行動をとらえ,複雑な行動には I.P.パブロフの条件反射の原理を適用し,極端な環境主義的立場をとった。

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世界大百科事典(旧版)内の行動主義の言及

【機能主義】より

…この問題をさらに厳密に考えぬき質量,力,エネルギー,原子,時間,空間といった近代科学の基本概念を,実体的なものの表現としてではなく,現象相互の関係やその変化を法則的に表現しようとする関数概念と解すべきだと説くカッシーラーの主張(《実体概念と関数概念》1910)なども,〈機能(関数)主義〉とよばれてよい。 一方,個別科学の領域で機能主義的と見られるのは,心理学においてはW.ジェームズの流れをくむデューイやJ.R.エンジェルらの機能心理学,それを継承するJ.B.ワトソン,G.H.ミードらの行動主義心理学,民族学や人類学の領域ではデュルケームの影響下に立つB.K.マリノフスキー,ラドクリフ・ブラウンらの機能学派,経済学におけるベブレンの制度学派,法学ではR.パウンドの社会工学,G.D.H.コールらギルド社会主義者の機能的国家論などである。しかし,この場合も,たとえば心理学における機能主義が,意識をその内容にではなく作用に即して考察し,その生物学的意味を解明しようとするものであり,C.ダーウィンやH.スペンサーの進化論の強い影響下に発想されたものであるのに対して,人類学におけるそれは,むしろ歴史主義や進化主義への批判から出発し,社会や文化を孤立した要素の複合体と見る従来の考え方に反対して,現存の制度や慣習の機能を全体としての文化や社会との関連のうちで解明しようとするものである。…

【思考】より

…しかし心像を含まない思考もありうることが,その後,ビュルツブルク学派の心理学者たちによって指摘されて以来,思考研究は二つの方向に発展していくこととなった。第1は,思考を意識としてでなく行動としてとらえようとする行動主義心理学の立場からの研究である。J.B.ワトソンは思考を,音声の抑制された自問自答の言語行動とみなし,のどの微小反応の測定により思考過程を明らかにすることができると主張した。…

【社会心理学】より

…その先駆としては,コミュニケーションや相互作用を重視して自我の形成を論じたC.H.クーリーやG.H.ミード,ポーランドからの移民の実証研究にもとづいて価値,態度(ことに状況規定)と社会行動とのかかわりに照明をあてたトマスW.I.ThomasとF.ズナニエツキらがあげられる。また本能論衰退後に盛んになる行動主義の説は,実験的研究を促進するほか,行動に及ぼされる後天的な習慣や環境要因の重要性に注意を喚起した。1930年代以降は,実験的手法を用いての社会行動や集団内行動の心理的諸過程の研究がすすめられ,シェリフM.Scherifの社会的知覚,J.L.モレノのソシオメトリー,のちのグループ・ダイナミクスにつながるK.レウィンの集団行動の研究などが新生面をひらく。…

【心理学】より

…ブントの方向をさらに発展させ,彼が扱わなかった判断や思考などの高等な精神作用をも内観法で研究したのが,O.キュルペなどのビュルツブルク学派である。一方,連合心理学の経験主義と要素主義を忠実に引き継いだのがJ.B.ワトソンの行動主義心理学である。ただ,パブロフの条件反射学の影響を受けたワトソンにおいては,連合心理学における観念という要素が刺激(S)‐反応(R)という要素に置き換えられており,内観法が否定されて,行動という客観的な観察と測定が可能なものだけが研究対象とされた点が違っている。…

【ブルームフィールド】より

…イギリス版1935)によりアメリカ構造言語学の指導者と目され,彼の理論の追随者はもちろん,批判,修正を試みた者も彼の影響を免れなかったから,アメリカ言語学史上1933‐57年の期間を〈ブルームフィールド時代〉と呼ぶこともある。彼はサピアの心理主義,F.deソシュールの直観にあきたらず,言語学を自然科学的な厳密な実証主義の上に築こうと試み,当時の行動主義心理学の考え方を取り入れて,人間の行動を時空の中に観察しうる現象,刺激と反応の関係としてとらえ,その一環として言語を客観的に記述すべきことを主張し,厳密な方法論と形式による分析を重視した。記述の基本的単位として音素形態素を立て,前者を音韻構造上の,後者を文法構造上の最小単位とした。…

【ワトソン】より

…アメリカの行動主義心理学の創始者。彼はヨーロッパの生理学や生物学における科学的客観主義,ことにパブロフの業績と,E.L.ソーンダイクに代表される動物を使った学習心理学の業績を結合させた。…

※「行動主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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