精選版 日本国語大辞典 「行香」の意味・読み・例文・類語
ぎょう‐ごう ギャウガウ【行香】
〘名〙 (「ぎょうこう」とも)
① (「行」は配るの意) 法会(ほうえ)の時、参会の僧たちに焼香させるため、香を配ってわたすこと。また、その役目の人。台に香炉と香を載せ、僧の間を回る。朝廷の大法会の時には、殿上人(てんじょうびと)がこの役目を務めた。
※九暦‐逸文・天慶二年(939)六月二〇日「行香間諸大夫不足、仍以二五位・六位外史一等、令二西方行香一」
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