衛門の陣(読み)えもんのじん

精選版 日本国語大辞典 「衛門の陣」の意味・読み・例文・類語

えもん【衛門】 の 陣(じん)

① 左右衛門の陣の併称。衛門府官人が詰めて宮城諸門の警衛に当たった。左衛門の陣は建春門に、右衛門の陣は宜秋門の内にあった。
今昔(1120頃)二四「衛門の陣を出て、南様に行くに」
※寛元記本弁内侍(1278頃)寛元五年五月四日「さゑもんの陣より参らんや。ゑもんの陣より参らんや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「衛門の陣」の意味・読み・例文・類語

えもん‐の‐じん〔ヱモン‐ヂン〕【衛門の陣】

衛門府の官人の控え所。左衛門の陣は建春門に、右衛門の陣は宜秋門ぎしゅうもんの内にあった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android