衣装絵(読み)いしょうえ

精選版 日本国語大辞典 「衣装絵」の意味・読み・例文・類語

いしょう‐え イシャウヱ【衣装絵】

〘名〙 厚紙を女の姿などに切り、美しい布をはり、綿をふくませ高低をつけて作る絵。押し絵
※俳諧・独吟一日千句(1675)第八「千話文てはる御たてゑぼし 衣裳絵や生たやうにも作るらん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の衣装絵の言及

【押絵】より

…《人倫訓蒙図彙》には〈衣裳人形。諸(もろもろ)の織物をもて,ゑを切抜(きりぬき),これをつくる〉とあり,衣装人形とか衣装絵ともよばれていたが,江戸時代中期には押絵とよばれるようになった。雛祭が盛んになるにつれて,押絵で雛をつくり,竹串で台座に立たせる押絵雛などが東北や信州地方に現れ,現在もその名ごりが見られる。…

※「衣装絵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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