表芸(読み)おもてげい

精選版 日本国語大辞典 「表芸」の意味・読み・例文・類語

おもて‐げい【表芸】

〘名〙
① 立場上、当然、習いおぼえ、熟達していなければならない技芸本業とする技芸。よって立つべき技芸。⇔裏芸
※歌舞伎・茲江戸小腕達引(腕の喜三郎)(1863)序幕「武士たる者の剣道はこりゃ表芸だぞ」
世間に対して得意としている技芸。
※興津彌五右衛門の遺書(1913)〈森鴎外〉「諸芸に堪能なるお手前の表芸が見たし」

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デジタル大辞泉 「表芸」の意味・読み・例文・類語

おもて‐げい【表芸】

その人の専門として世間に認められている技芸。⇔裏芸

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