袖褄(読み)そでつま

精選版 日本国語大辞典 「袖褄」の意味・読み・例文・類語

そで‐つま【袖褄】

〘名〙
着物の袖と褄。また、袖や褄。
吾妻鏡‐元暦元年(1184)一一月二一日「着小袖十余領。其袖褄重之」
服装。身なり。
たまきはる(1219)「うちとくるよなく、そでつま、うちみだれず、つくろひゐたり」
③ 袖の褄。袖の端。
浮世草子武道伝来記(1687)六「色はへたる袖妻(ソデツマ)をまくりとれば」
④ 袖や褄を引くこと。
※浮世草子・新可笑記(1688)一「心なき野夫の袖褄(ソテツマ)うるさく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「袖褄」の意味・読み・例文・類語

そで‐つま【袖×褄】

着物の袖と褄。また、服装。身なり。
「うち解くる世なく、―うち乱れずつくろひ居たり」〈たまきはる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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