裁量(読み)さいりょう

精選版 日本国語大辞典 「裁量」の意味・読み・例文・類語

さい‐りょう ‥リャウ【裁量】

〘名〙 自分判断で、物事を取り扱い処置すること。任意に裁断すること。〔哲学字彙(1881)〕
※白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉九「それはすべて君の裁量にまかせている」 〔後漢書許劭伝〕

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デジタル大辞泉 「裁量」の意味・読み・例文・類語

さい‐りょう〔‐リヤウ〕【裁量】

[名](スル)その人の考えによって判断し、処理すること。「君の裁量に任せる」「店の経営一人裁量する」
[類語]決裁裁断

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普及版 字通 「裁量」の読み・字形・画数・意味

【裁量】さいりよう(りやう)

とりはからう。また、品評する。〔後漢書、許劭伝〕許劭、~賞する多し。~嘗(かつ)て潁川に到る。~劭曰く、太丘(陳寔(ちんしよく))は廣し。廣ければ則ちなりし。仲擧(陳)は性峻なり。峻ならば則ちずる少なし、故に(いた)らざるなりと。其の多く裁量する、此(かく)の(ごと)し。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「裁量」の意味・わかりやすい解説

裁量
さいりょう

裁量行為」のページをご覧ください。

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