裂帛(読み)レッパク

デジタル大辞泉 「裂帛」の意味・読み・例文・類語

れっ‐ぱく【裂×帛】

きぬを引き裂く音。また、そのように鋭い声。「裂帛気合
ホトトギスの鳴き声。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「裂帛」の意味・読み・例文・類語

れっ‐ぱく【裂帛】

〘名〙
① 絹を引き裂くこと。また、その音。〔白居易琵琶行
杜鵑(ほととぎす)の鳴く悲しい声。
③ 女の悲鳴や、激しい叫び声のたとえ。
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉歌女「忽ち裂帛の声あり。幕は開きたり」

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普及版 字通 「裂帛」の読み・字形・画数・意味

【裂帛】れつぱく

帛(きぬ)を裂く。また、その音。唐・白居易〔琵琶行〕詩 曲り撥(ばち)を收めて、心(むね)に當てて畫(くわく)す 四絃一聲、裂帛の如し

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