裏窓(読み)うらまど(英語表記)Rear Window

精選版 日本国語大辞典 「裏窓」の意味・読み・例文・類語

うら‐まど【裏窓】

〘名〙 家の裏がわにある窓。
※俳諧・文政句帖‐五年(1822)七月「うら窓に露の玉ちるひびき哉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「裏窓」の意味・読み・例文・類語

うら‐まど【裏窓】

家の裏側にある窓。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「裏窓」の意味・わかりやすい解説

裏窓
うらまど
Rear Window

アメリカ映画。1954年作品。監督アルフレッド・ヒッチコック。報道写真家のジェフ(ジェームズ・スチュアート)は取材中の事故で足を骨折して車椅子(いす)から動けない。部屋の向かい側のアパートの窓には寝たきりの女性。世話をする中年の夫にいつも当たり散らしている。ところがある日彼女の姿が消えていた。カメラマンという職業柄、ジェフはそこに犯罪の臭いを嗅(か)ぎつける。恋人のリサ(グレース・ケリー)と出入りの看護師もしだいに興味をもち始めた。窓の中の出来事を、カメラのファインダー(=フレーム)を通してのぞく主人公を、さらに観客スクリーンを通して見るという趣向を利用して、他人の私生活への過剰な関心という社会風潮を取り上げた、アルフレッド・ヒッチコック監督円熟期の傑作原作はウィリアム・アイリッシュの同名の短編

[出口丈人]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「裏窓」の解説

裏窓

1954年製作のアメリカ映画。原題《Rear Window》。コーネルウールリッチの同名短編小説の映画化。監督:アルフレッド・ヒッチコック、出演:ジェームズ・スチュワート、グレイス・ケリー、セルマ・リッター、レイモンド・バーほか。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android