裏罫（読み）ウラケイ

デジタル大辞泉

うら‐けい【裏^×罫】

印刷用の罫線の一。太い直線のもの。罫線用の真鍮しんちゅう板の裏側を使用することからの名。→表罫

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

うら‐けい【裏罫】

〘名〙 印刷用の罫線の一つ。組版に用いる罫線用の真鍮板の裏側の方を使う、比較的太い罫線。⇔表罫(おもてけい)。〔新らしい言葉の字引（1918）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

世界大百科事典（旧版）内の裏罫の言及

【罫線】より

…活版で用いる罫の最も基本的なものは，厚さ1ポイント(約0.3514mm)あるいは5号活字8分の1の厚さの亜鉛板を活字の高さに切って作り，その一つの辺には鋭い稜をつける。この側で印刷すれば表罫（おもてけい）の細い線が得られ，罫の辺を逆さにして刷れば裏罫の太い線が得られる。罫線には，このような表罫と裏罫のほかに，点線(ミシン罫，リーダー罫など)や幾何学的模様をもった飾罫など多くの種類がある。…

※「裏罫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」