襷掛(読み)タスキガケ

デジタル大辞泉 「襷掛」の意味・読み・例文・類語

たすき‐がけ【×襷掛(け)】

たすきをかけること。また、その姿。
ひもや縄などを斜めに交差させてかけること。
子供髪置かみおきの祝いに用いる麻苧あさお
襷反たすきぞ
襷掛け人事」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「襷掛」の意味・読み・例文・類語

たすき‐がけ【襷掛】

〘名〙
① たすき②をかけること。また、その姿。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「御衣(ぞ)は濃きあやのうちき、あはせのはかま、たすきがけにて」
② たすき③をかけること。また、たすき③をかけてきびきび働くことや、その姿もいう。
※説経節・をくり(御物絵巻)(17C中)一四「たすきかけのふぜひにて、まへたれしながら、ちゃうしをもって、御しゃくにこそは御たちある」
③ =たすき
※欅の芽立(1936)〈橋本英吉〉二「ただ赤線をたすきがけに引いてあるだけで」
幼児の髪置きの祝いに用いる麻糸の称。開いた扇の柄に麻を長くさげ、色水引で髪に結びつけること。
ショルダーバッグなどの吊りひもを一方の肩から他方の腋の下にかけてつけること。けさがけ。

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