西の湖(読み)ニシノコ

デジタル大辞泉 「西の湖」の意味・読み・例文・類語

にし‐の‐こ【西の湖】

滋賀県中央東部、琵琶湖東南岸にある湖。愛知えち南岸にできた大中之だいなかの干拓地造成の際、干拓されずに残った部分。北西端からは長命寺ちょうめいじ川が流出して琵琶湖に注ぐ。よし生産のほか淡水での真珠養殖が行われている。周辺集落とともに水郷として重要文化的景観指定。東に安土城趾のある安土山(標高199メートル)が位置する。

にし‐の‐うみ【西の湖】

富士五湖の一、西湖さいこ旧称

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「西の湖」の意味・わかりやすい解説

西の湖
にしのこ

滋賀県の琵琶湖(びわこ)南東岸にある内湖。近江八幡市(おうみはちまんし)にある。かつて琵琶湖には多くの内湖があったが、大部分は干拓によって消滅した。西の湖は、いまも淡水真珠養殖や葭(よし)(アシ)の産地として生き続け、近江八幡城下町と一体になった水郷風景は多くの観光客を集めるが、一方では湖水汚濁が問題になっている。2006年(平成18)には「近江八幡の水郷」として国の重要文化的景観に選定され、2008年10月には「琵琶湖」の拡大登録としてラムサール条約登録地に追加された。

高橋誠一


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事典・日本の観光資源 「西の湖」の解説

西の湖

(栃木県日光市)
21世紀に残したい日本の自然100選」指定の観光名所。

西の湖

(滋賀県蒲生郡安土町ほか)
湖国百選 水編」指定の観光名所。

西の湖

(栃木県日光市)
とちぎの景勝100選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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