西伊豆町(読み)にしいずちよう

日本歴史地名大系 「西伊豆町」の解説

西伊豆町
にしいずちよう

面積:六五・八八平方キロ

伊豆半島の西部中央に位置し、北は賀茂村、北東は田方たがた天城湯あまぎゆしま町、東は河津かわづ町、南は松崎まつざき町に接し、西は駿河湾に面する。面積の約八〇パーセントが山林で、町境にさる(九九九・八メートル)長九郎ちようくろう(九九五・七メートル)など標高七〇〇―一〇〇〇メートルの山々がそびえる。町のほぼ中央を仁科にしな川が南西流する。遺跡としては縄文時代中期の築地ついじ遺跡があり勝坂式などの土器石器・屈葬人骨と土壙などが発掘された。

西伊豆町
にしいずちよう

2005年4月1日:賀茂郡西伊豆町・賀茂村が合併
【西伊豆町】静岡県:賀茂郡
【賀茂村】静岡県:賀茂郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西伊豆町」の意味・わかりやすい解説

西伊豆〔町〕
にしいず

静岡県東部,伊豆半島西岸にある町。 1956年仁科村と田子村合体して町制。 2005年賀茂村と合体。町域の大部分山地で,シイタケ栽培が行なわれる。カーネーショングラジオラスなどの温室促成栽培も盛ん。安良里,田子,仁科などの漁港があり,北西部の宇久須はケイ石鉱山の鉱石積出港でもある。南部の堂ヶ島天窓洞 (国指定天然記念物) や多くの奇岩をもつ景勝地であり,南伊豆町にかけての海岸線は伊豆西南海岸として名勝。また 1962年,堂ヶ島温泉が湧出し温泉地となっている。町域の一部は富士箱根伊豆国立公園に属する。海岸部を国道 136号線が通る。面積 105.54km2。人口 7090(2020)。

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