西園寺公顕(読み)さいおんじ きんあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西園寺公顕」の解説

西園寺公顕 さいおんじ-きんあき

1274-1321 鎌倉時代公卿(くぎょう)。
文永11年生まれ。西園寺実兼の3男。母は花山院師継の娘。正応(しょうおう)3年参議,永仁(えいにん)6年権(ごんの)大納言となり,延慶(えんきょう)3年右近衛(うこんえの)大将兼任正和(しょうわ)5年内大臣,文保(ぶんぽ)元年右大臣にのぼった。従一位。元応3年2月8日死去。48歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の西園寺公顕の言及

【今出川家】より

…藤原氏北家閑院流西園寺家の庶流。家格は清華。家業は琵琶。ふつう太政大臣従一位西園寺実兼四男兼季を始祖とするが,1317年(文保1)実兼置文(《管見記》所収)に,兼季を兄公顕の嫡子とし,公顕の子実顕を兼季の子とし,公顕・兼季兄弟2流を縮めて1流とせよ,とあるから公顕を始祖とすべきか。しかし実顕は兼季より先に死し,その子公冬が南朝に候したので,兼季の子孫が家を継承したため,兼季を始祖とするに至ったのであろう。…

※「西園寺公顕」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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