西安城墻-城門(読み)せいあんじょうしょうじょうもん

世界の観光地名がわかる事典 「西安城墻-城門」の解説

せいあんじょうしょうじょうもん【西安城墻-城門】

中国の陜西(せんせい)省の西安(せいあん)(シーアン)にある、明時代初期に建造された城壁で、完全に近い形で残っている。唐の長安城の城壁を土台に再建されたもので、レンガを積み重ねて現在の形になった。高さは12m、上部の幅は12~14m、底部の幅は15~18m、周囲全長は13.7km。城壁の上には12mごとに槍が置かれいてる。重厚な造りで、東西南北に城門のほかに吊り橋や箭楼、角楼、閘楼などがあり、当時の軍事防衛的色彩が濃い。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android