西宮[市](読み)にしのみや

百科事典マイペディア 「西宮[市]」の意味・わかりやすい解説

西宮[市]【にしのみや】

兵庫県南東部,大阪と神戸の中間にあり,大阪湾に臨む市。1925年市制。西国・中国両街道の交わる宿場町,十日戎(えびす)で著名な西宮神社鳥居前町として栄えた。江戸時代以来,灘五郷()に属する酒造地として有名。東海道本線,阪神本線,阪急神戸・今津・甲陽線開通後は食料品,化学鉄鋼などの工業進出,住宅地化も進み,大阪,神戸の住宅・工業衛星都市となった。関西学院大学,神戸女学院大学,武田尾温泉蓬莱峡甲子園球場,西宮球場があり,名神高速道路起点。1995年1月の兵庫県南部地震では死者1108人,倒壊・焼失家屋3万5852戸の大きな被害をうけた。99.96km2。48万2640人(2010)。
→関連項目関西学院大学

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