西川喜洲(読み)にしかわきしゅう

改訂新版 世界大百科事典 「西川喜洲」の意味・わかりやすい解説

西川喜洲 (にしかわきしゅう)

日本舞踊正派西川流の家元名。(1)初世(1875-1931・明治8-昭和6) 7世西川巳之助,西川喜舞に師事し,西川喜代春の名を許される。のち水木,藤間,坂東,花柳の各流に学び,1916年に喜洲を名のり独立。(2)2世(1904(明治37)- )初世の養女で,1932年に襲名。(3)4世(1928(昭和3)- )2世の娘喜代春。その婿(のちの花川蝶十郎)が一時3世を継いだが不縁となり,喜代春が1963年に4世を襲名。そのおり,2世は西川栄寿と改めた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の西川喜洲の言及

【西川流】より

…2世鯉三郎亡きあと現家元は西川右近(1939‐ )である。別に大正初年,扇蔵家から分かれた正派西川流があり,現家元は4世西川喜洲である。【柴崎 四郎】。…

※「西川喜洲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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