西田当百(読み)にしだ とうひゃく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「西田当百」の解説

西田当百 にしだ-とうひゃく

1871-1944 明治-昭和時代前期の川柳作家。
明治4年2月21日生まれ。28歳のとき大阪毎日新聞社活版部にはいる。勤務のかたわら,35歳ごろから川柳をはじめる。大正2年岸本水府らと番傘川柳社をつくり,柳誌「番傘」を発行した。昭和19年6月30日死去。74歳。若狭(わかさ)(福井県)出身本名嘉吉句集に「当百句集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の西田当百の言及

【川柳】より

…2人はそれぞれ《日本》《電報》両新聞に拠って普及につとめた。剣花坊門の村田周魚は《川柳きやり》(1920),川上三太郎は《川柳研究》(1929)を発刊し,久良伎門の前田雀郎は24年丹若会を結成,今井卯木が1909年関西川柳社を創立,西田当百,岸本水府の《番傘》(1913),麻生路郎(じろう)の《川柳雑誌》(1924),椙元(すぎもと)紋太の《ふあうすと》(1929)が生まれるに至った。吟社の数は現在では全国800余社を数えるに至っている。…

※「西田当百」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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