西目屋[村](読み)にしめや

百科事典マイペディア 「西目屋[村]」の意味・わかりやすい解説

西目屋[村]【にしめや】

青森県南西部中津軽郡の村。岩木山南麓にあたり,岩木川の源流域を占め,南には白神山地があり秋田県との境をなす。農林業が主産業であるが,1993年に白神山地が世界自然遺産に指定されたのを機に,その玄関口として訪問客が増加しており,観光業の伸びも期待されている。中央部の目屋ダム・美山湖は1960年に完成,現在はそのすぐ下流により大規模な津軽ダムを整備中。西部にある〈アクアグリーンビレッジANMON〉は,世界自然遺産の緩衝地域に位置する暗門の滝や,津軽峠近くのブナ巨木〈マザーツリー〉などをめぐる散策路の核となる総合拠点施設。246.02km2。1594人(2010)。

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