見積(読み)みつもる

精選版 日本国語大辞典 「見積」の意味・読み・例文・類語

み‐つも・る【見積】

〘他ラ五(四)〙
目分量ではかる。目で見てだいたいをはかる。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二「文三の背長を眼分量に見積りてゐたが」
② だいたいを計算して目やすをつける。あらかじめ時間経費などを概算して予測をたてる。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一「で僕は其時間をまあ十時頃と見積ったね」

み‐つもり【見積】

〘名〙 見積もること。あらましの計算をすること。また、その計算。目算。〔両京俚言考(1868‐70頃)〕
社会百面相(1902)〈内田魯庵投機「此見積(ミツモ)りの半分と見ても」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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