視軸(読み)しじく(英語表記)optic axis

精選版 日本国語大辞典 「視軸」の意味・読み・例文・類語

し‐じく ‥ヂク【視軸】

〘名〙 目に見えている物体眼底黄斑(おうはん)とを結ぶ直線
※新精眼科全書(1867)一「是をして正直に視るには必竟弁識を以て其の視軸を定むるにあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「視軸」の意味・読み・例文・類語

し‐じく〔‐ヂク〕【視軸】

眼球角膜水晶体を通り、眼底の黄斑部中心窩ちゅうしんかに入る直線。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「視軸」の意味・わかりやすい解説

視軸
しじく
optic axis

眼球の光学系における一つの軸で,節点 (水晶体中央後面) と中心窩 (黄斑中央部の陥没) を結ぶ軸をいう。光学軸と呼ばれるものは瞳孔中心を通る角膜法線のことで,視軸より約5°内方へかたよっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android