親方請負制(読み)おやかたうけおいせい

世界大百科事典(旧版)内の親方請負制の言及

【社外工】より

…この熟練の質の違いに加えて,本体作業部門または貸工方式の場合は,生産量の変動に応じた雇用量の調節が容易に行えること,修理・保全部門,運搬・雑役部門では社会的分業の進展によりコスト低減が図れることなどが,社外工制度を存立させている条件であると考えられる。歴史的には,第1次大戦後の機械化に伴い基幹部門で親方請負制が解体し本工制度として再編された対極に,その他の部門で社外親方請負制が成立したことが社外工制度の端緒といわれる。第2次大戦後,労働基準法,職業安定法の制定により労務供給事業が禁止された結果,社外親方請負制も社外企業として再編され,その後企業経営の整備も進み,大規模な社外企業も現れるようになった。…

※「親方請負制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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