観音籤(読み)カンノンクジ

デジタル大辞泉 「観音籤」の意味・読み・例文・類語

かんのん‐くじ〔クワンオン‐〕【観音×籤】

阿弥陀籤あみだくじ」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「観音籤」の意味・読み・例文・類語

かんのん‐くじ クヮンオン‥【観音籤】

〘名〙
① 番号のついた一〇〇本ないし一三〇本の籤を、観音の前で引いて吉凶を占うもの。もと中国に起こり、日本の各所で用いられるものは元三大師良源)が作ったという。観音占い。
※鹿苑日録‐明応七年(1498)二月二五日「如琢来、示観音籤北将軍一段
※白石先生手簡(1725頃)三「観音籤の趣はひしと筮の辞に相似たる事に候」
紙捻(かみこより)などを九本集め、それぞれ二つに折り、その折り目を握り隠して、二本ずつを結び、その後握りを解いて、これが円となるか一条の線となるか、またはその他の形になるかによって、吉凶を占うもの。〔随筆・嬉遊笑覧(1830)〕

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