触接(読み)しょくせつ

精選版 日本国語大辞典 「触接」の意味・読み・例文・類語

しょく‐せつ【触接】

〘名〙
① 触れ合うこと。さわること。接触
真善美日本人(1891)〈三宅雪嶺人種大勢論〈鈴木券太郎〉「人種と人種との触接に就ては平和的なりしものもあるべく」
② 敵の情況などを探るために、その所在に近づくこと、近づいて視界内に保持すること。
歩兵操典(1928)第三四〇「斥候を以て敵と触接し其状況を捜索し」

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デジタル大辞泉 「触接」の意味・読み・例文・類語

しょく‐せつ【触接】

[名](スル)
物と物とが触れ合うこと。他の人や物と交流をもつこと。接触。
「現在生活文芸との―関繋する事情」〈片上天弦・人生観上の自然主義
情勢をさぐるために敵に近づくこと。
[類語]触れる接する触れ合うさわかす接触するタッチする

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