言ひ掛かる(読み)イイカカル

デジタル大辞泉 「言ひ掛かる」の意味・読み・例文・類語

いい‐かか・る〔いひ‐〕【言ひ掛かる】

[動ラ四]
話しかける。言い寄る。
「いとねむごろに―・るを、いとむくつけく思ひて」〈玉鬘
《「いいがかる」とも》言い出したためにあとに引けなくなる。
「それがしも―・った事ぢゃによって、どうあっても連れて行かねばならぬ」〈虎寛狂・胸突
《「いいがかる」とも》無理なことを言って困らせる。難癖をつける。
「あそばして置きたる利銀をきっと面屋おもやからすまし給へと―・り」〈浮・胸算用・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android