計らう(読み)ハカラウ

デジタル大辞泉 「計らう」の意味・読み・例文・類語

はから・う〔はからふ〕【計らう】

[動ワ五(ハ四)]
考え合わせて、適切に処置する。とりはからう。「便宜を―・う」「よきに―・え」
何かを決めるために話し合う。相談する。「友人と―・って決める」
計画を立てる。企てる。
「為朝、合戦次第―・ひ申せ」〈保元・上〉
適当に選び定める。見はからう。
「日を―・ひて、いつしか、と思ほすほどに」〈東屋
相手事情を考えて、柔軟な処置をとる。手加減をする。
「飯を―・ひ盛り、人にすすむる役者」〈咄・醒睡笑・一〉
[可能]はからえる
[類語](1扱う取り扱うさばくこなす切り回す取りさばく処する律する/(2相談話し合い打ち合わせ下相談談合合議協議商議評議評定ひょうじょう鳩首きゅうしゅ凝議ぎょうぎ内談示談用談来談商談額を集める膝を交える話し合う打ち合わせるはか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android