けい‐りょう ‥リャウ【計量】
〘名〙
① 長さや重さなど物の
数量をはかること。
分量、
目方をはかること。
※
町人嚢(1692)三「農業時を失はず、商売計量
(ケイリャウ)を敬む事、是秘密の事なりといはれし」 〔宋史‐食貨志上二〕
② どうであるか、どうなっていくかなどを考えたり、予測したりすること。
※重源譲状‐建久八年(1197)六月一五日「如
二在生計量
一、
閉眼之後、雖
二一処
一不
レ可
下令
二相違
一給
上」
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デジタル大辞泉
「計量」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
計量
けいりょう
metric
一般的に距離のことをいうこともあるが,特に数学では「計量」という用語を無限小計量の意味に使うことが多い。すなわち,たとえば
の形で ds が考えられるとき,これから距離概念が考えられるわけで,これを計量という。この例はリーマン幾何学のリーマンの計量であるが,もっと一般的に種々の計量を微分幾何学では考える。
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世界大百科事典(旧版)内の計量の言及
【度量衡】より
…
[衡(質量の基準)]
質量(ないしは重量,ただし厳密にいえば重量は力の一種であって,質量とは峻別(しゆんべつ)されなければならない)の測定に関する歴史は,前数十世紀の時代にさえさかのぼりうるといわれるが,伝承されている史料のうちでもっともポピュラーなのは,古代エジプトのパピルス〈死者の書〉にしるされたてんびんの図であろう。そこには,霊魂と羽毛との比較計量のありさまが描かれているが,当時の〈衡〉がこの羽毛によって定められていたわけではない。古代オリエント諸国にほぼ共通して,(ロ)の自然物方式が行き渡っており,小麦の粒による質量基準が定められていた。…
※「計量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」