記名投票(読み)キメイトウヒョウ

デジタル大辞泉 「記名投票」の意味・読み・例文・類語

きめい‐とうひょう〔‐トウヘウ〕【記名投票】

投票用紙投票者の氏名を書く投票の方式。→無記名投票

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精選版 日本国語大辞典 「記名投票」の意味・読み・例文・類語

きめい‐とうひょう ‥トウヘウ【記名投票】

〘名〙 選挙信任リコールなど各種の投票の際、投票用紙に投票人の名前を明記するもの。
東京日日新聞‐明治二六年(1893)一月一八日「決議案表決は〈略〉記名投票となれり」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「記名投票」の意味・わかりやすい解説

記名投票
きめいとうひょう

公開投票制の一つで,投票用紙に投票者の氏名の記入を要求する投票制度日本では 1889年の衆議院議員選挙法でこの方法を定めたが,1900年に廃止された。一般に記名投票は投票の自由をそこなうため,現在では無記名投票が採用されている。しかし国会両議院においては,各議員の責任を明確にするために,議案の表決,内閣総理大臣指名投票については記名投票が行われている。

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世界大百科事典(旧版)内の記名投票の言及

【採決】より

… 以下に採決に関する主要用語を解説する。(1)記名投票と無記名投票 採決に際し表決に加わった者の氏名を記すか否かで,記名投票と無記名投票が区別される。日本の衆議院規則および参議院規則では,議長は,起立による表決を求めることができるが,起立者の多少を認定しがたいとき,または議長の認定宣告に出席議員の5分の1以上から異議あるときは,記名投票で採決しなければならないし,議長が必要と認めたとき,または出席議員の5分の1以上の要求があったときは,記名投票で表決を採ることとなっている。…

※「記名投票」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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