訪ふ(読み)トブラウ

デジタル大辞泉 「訪ふ」の意味・読み・例文・類語

とぶら・う〔とぶらふ〕【訪ふ】

[動ハ四]
訪問する。
「我が庵は三輪の山本恋しくは―・ひ来ませ杉立てるかど」〈古今・雑下〉
安否を問う。見舞う。
「外の人さへ…いとほしがり―・ふものを」〈落窪・二〉
さがし求める。尋ねる。
「遠く異朝を―・へば」〈平家・一〉

とむら・う〔とむらふ〕【訪ふ】

[動ハ四]《「とぶらう」の音変化》安否を問う。見舞う。
「軽薄の人は絶えて―・ふ日なし」〈読・雨月菊花の約〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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