詩を祭る(読み)シヲマツル

デジタル大辞泉 「詩を祭る」の意味・読み・例文・類語

まつ

《唐の詩人賈島かとうが大みそかに、酒肴しゅこうを供えてその年に作った詩を祭ったという「唐書」賈島伝の故事から》詩人が日ごろの詩作苦心をかえりみてみずから慰める。

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精選版 日本国語大辞典 「詩を祭る」の意味・読み・例文・類語

し【詩】 を 祭(まつ)

(「唐才子伝‐巻五・賈島」の「毎至除夕、必取一歳所一レ作、置几上。焚香、再拝酬酒、祝曰、此吾終年苦心也」による、唐の詩人賈島(かとう)大晦日に、香を焚き、酒肴を供えてその年に作った詩をまつったというところから) 詩人が平生の詩作の労を慰めることをいう。

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