誓湯(読み)うけいゆ

精選版 日本国語大辞典 「誓湯」の意味・読み・例文・類語

うけい‐ゆ うけひ‥【誓湯】

書紀(720)継体二四年九月(前田本訓)「毛野臣楽(この)みて誓湯(ウケヒユ)(〈別訓〉くかたち)置きて曰はく、実ならむ者は爛(ただ)れず、虚(いつはり)あらむ者は必ず爛れむ、といふ」

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百科事典マイペディア 「誓湯」の意味・わかりやすい解説

誓湯【うけいゆ】

盟神探湯(くかたち)

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世界大百科事典(旧版)内の誓湯の言及

【誓約】より

…記紀神話には天照大神(あまてらすおおかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)がたがいに子を成して神判を得ようとする行為が〈うけい〉と呼ばれている。なお祈狩(うけいがり),誓湯(うけいゆ)(盟神探湯(くかたち)),誓酒(うけいざけ)などさまざまな方法があり,誓湯などは訴訟事項に対する判決法として用いられていたらしい。しかし平安時代以降になると〈うけい〉はもっぱら他への個人的な呪詛行為を意味するようになった。…

※「誓湯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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