精選版 日本国語大辞典 「語感」の意味・読み・例文・類語
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
ことばから受ける感覚的な印象。また、そうしたことばの印象を鋭く感じ、識別する能力のことも語感という。われわれは、ことばに対してつねに主観的な印象を抱いている。たとえば、「秋」という語に触れると、響きから、さわやかな感触を抱いたり、黄金色の実りを感じたり、枯れ葉を思い浮かべ、寂しいと感じたり、過去の嫌な体験と結び付いて嫌悪感を感じたりといったぐあいに、人それぞれの印象を抱く。語感は、感じ取る人の性格・教養・体験によって形成されるので、千差万別なのである。しかし、こうした特定の個人にのみ感じられる独特な語感ばかりでなく、数人に共通する語感、万人に共通する語感、ある民族全体に共通する語感といったぐあいに、広く他と共通している語感もある。また、語のもつ印象を敏感に感じ取る能力は、天性の素質にもよるが、そういう問題について教育を受けたり考えたりすることによっても開発されていく。中世の連歌師など、訓練によって語感を磨き、文脈にふさわしい用語をたちどころに選択できるように努めていたらしい。
[山口仲美]
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新