誹風末摘花(読み)はいふうすえつむはな

精選版 日本国語大辞典 「誹風末摘花」の意味・読み・例文・類語

はいふうすえつむはな ‥すゑつむはな【誹風末摘花】

川柳集。四冊。初編は似実軒酔茶が編み、続けて四編まで刊行された。安永五~享和元年(一七七六‐一八〇一)刊。「川柳評万句合」などの中から末番句(すえばんく)すなわち好色的な句を集録したもの。

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デジタル大辞泉 「誹風末摘花」の意味・読み・例文・類語

はいふうすえつむはな〔ハイフウすゑつむはな〕【誹風末摘花】

川柳集。4編4冊。似実軒酔茶にじつけんよいちゃほか編。安永5~享和元年(1776~1801)刊。川柳評の万句合まんくあわせなどから好色的な句を集めたもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「誹風末摘花」の意味・わかりやすい解説

誹風末摘花
はいふうすえつむはな

江戸時代中期の川柳集。4編4冊。似実軒酔茶 (にじつけんよいちゃ) 編。安永5 (1776) 年に初編が刊行され,以後天明3 (83) 年,寛政3 (91) 年,享和1 (1801) 年と続刊。『万句合』『柳多留』などのなかからわいせつな句だけを集めたもの。色欲を通じて,庶民風俗人情を描いている。

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百科事典マイペディア 「誹風末摘花」の意味・わかりやすい解説

誹風末摘花【はいふうすえつむはな】

末摘花

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