調達庁(読み)チョウタツチョウ

デジタル大辞泉 「調達庁」の意味・読み・例文・類語

ちょうたつ‐ちょう〔テウタツチヤウ〕【調達庁】

昭和27年(1952)駐留米軍用の物資労務などを調達するために設置された機関。同37年、防衛施設庁となる。

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精選版 日本国語大辞典 「調達庁」の意味・読み・例文・類語

ちょうたつ‐ちょう テウタツチャウ【調達庁】

〘名〙 昭和二七年(一九五二駐留軍の物資や労務などを調達するために総理府外局として設置された機関。同三七年、防衛庁建設本部と合併して防衛施設庁となる。

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百科事典マイペディア 「調達庁」の意味・わかりやすい解説

調達庁【ちょうたつちょう】

日米行政協定により米国駐留軍の請求処理を行った官庁。1947年公社として設立され,占領軍関係の物資の調達,兵舎工事慰問のための芸能人の動員などを行った特別調達庁前身。1949年総理府の外局となり,1952年調達庁と改称。1958年防衛庁に統合された。
→関連項目防衛施設庁

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世界大百科事典(旧版)内の調達庁の言及

【防衛庁】より

…当初その任務は陸上・海上・航空の3自衛隊を〈管理し,運営し,並びにこれに関する事務を行うこと〉であった。58年調達庁(駐留軍の需用調達と駐留軍の行為による損害請求権の処理等を行った機関。62年建設本部と統合,防衛施設庁となる)が防衛庁の機関となったことにより,米軍の駐留等に伴う事務のうち,〈他の行政機関の所掌に属しないもの〉がその任務に加わった。…

※「調達庁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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