諏訪真性(読み)すわ・しんしょう

朝日日本歴史人物事典 「諏訪真性」の解説

諏訪真性

生年生没年不詳
鎌倉時代の信濃国御家人。北条時頼,時宗,貞時の3代に仕えた得宗被官諏訪盛重の子盛経。文永3(1266)年6月以前に出家真性は法名。同8年には下総国大方郷地頭として香取社造営役を負担。『建治三年記』には真性を奉者とした北条時宗奉書が数例あり,『入来院文書』には得宗被官渋谷氏が真性にあてて子息出仕のとりなしをもとめた書状がある。無学祖元語録には真性に与えた教示が収められている。<参考文献>『関城町史』

(永井晋)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「諏訪真性」の解説

諏訪真性 すわ-しんしょう

?-? 鎌倉時代の武将
鎌倉幕府の執権北条氏嫡流(ちゃくりゅう)に直属する家臣である御内人(みうちびと)のひとり。時頼,時宗,貞時の3代につかえ,文永8年(1271)下総(しもうさ)香取神宮(千葉県)造営役をつとめる。建治(けんじ)3年(1277)のころ寄合衆。名は盛経(もりつね)。通称は左衛門尉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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