論語読みの論語知らず(読み)ロンゴヨミノロンゴシラズ

デジタル大辞泉 「論語読みの論語知らず」の意味・読み・例文・類語

論語ろんごみの論語ろんごらず

書物に書いてあることを知識として理解するだけで、それを生かして実行できない人をあざけっていう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「論語読みの論語知らず」の解説

論語読みの論語知らず

書物を読んではいても、その精神十分理解できず、実生活に生かせないことのたとえ。

[使用例] 論語よみの論語知らずと云うが、ワケ知りのワケ知らずというべきか[坂口安吾*我が人生観|1950~51]

[解説] 「論語読み」は、江戸期の儒者をいいます。上方いろはかるたにも採録され、元来は実生活に疎い儒者を批判するものでしたが、後には儒者にかぎらず学者全般や得意気に知識をひけらかす者に対しても使われるようになりました。

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