諧和(読み)カイワ

デジタル大辞泉 「諧和」の意味・読み・例文・類語

かい‐わ【諧和】

[名](スル)
やわらいで親しみあうこと。調和
音楽調子などがよく整っていること。
「しかし彼らの声は…明るいピアノの旋律と何とよく―したであろう」〈椎名・永遠なる序章

かい‐か〔‐クワ〕【諧和】

かいわ(諧和)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諧和」の意味・読み・例文・類語

かい‐わ【諧和】

〘名〙 (形動)
① やわらぎ親しみ合うこと。ほかの人と、よく協調すること。調和。協調。
佐藤春夫による文学論(1958)〈中村真一郎〉七「世界大宇宙との諧和を予想する」 〔謝恵連‐西陵遇風献康楽詩〕
② 音楽の調子などが、よくととのっていて美しいこと。音などが、リズミカルであること。
落梅集(1901)〈島崎藤村雅言詩歌「伊太利語は幽婉、明晰、諧和にして」

かい‐か ‥クヮ【諧和】

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普及版 字通 「諧和」の読み・字形・画数・意味

【諧和】かいわ

仲よくする。〔周礼地官、調人〕人は民のを司り、之れを諧和することを掌る。

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