諷言(読み)ふうげん

精選版 日本国語大辞典 「諷言」の意味・読み・例文・類語

ふう‐げん【諷言】

〘名〙 遠回しにそれとなく戒めること。また、そのことば。諷語。諷詞。
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五三「僕常に君に諷言(フウゲン)すれども君必ず之に反すれば」

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デジタル大辞泉 「諷言」の意味・読み・例文・類語

ふう‐げん【×諷言】

[名](スル)それとなく戒めること。また、その言葉諷語ふうご
「僕常に君に―すれども君必ずこれに反すれば」〈織田訳・花柳春話

そえ‐こと〔そへ‐〕【×諷言】

《「そえごと」とも》事物になぞらえるなどの技巧を用いた、当意即妙の言葉や和歌
「―と名付けて聞きも知らぬ歌の一両句など言ひかくることあり」〈無名抄

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