諸歌(読み)もろうた

精選版 日本国語大辞典 「諸歌」の意味・読み・例文・類語

もろ‐うた【諸歌】

〘名〙 神楽(かぐら)で、舞人である人長(にんじょう)と歌方とが合わせて歌うこと、また、その部分本歌末歌ともにうたうこと。また、その時の末歌。
古今著聞集(1254)六「備後前司季兼朝臣、庭火の本歌を唱へけるに、秦兼弘、人長にて、もろ歌を仰すとて、外山なると謡ふ時」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android