警固見(読み)けごみる

精選版 日本国語大辞典 「警固見」の意味・読み・例文・類語

けご‐・みる【警固見】

〘他マ上一〙 相手様子などをこっそり探ったり、調査したりする。特に、合戦などのとき、敵の兵力陣営作戦などを偵察する。
※延慶本平家(1309‐10)三本「乞食法師一人源氏の陣屋に来て経を読て物を乞けるを、けこ見る者にこそあむめれとて」

けご‐み【警固見】

〘名〙 動静をひそかにうかがったり、警固の様子を偵察したりすること。また、その者。探偵間諜(かんちょう)。けご。
幸若信太(室町末‐近世初)「盗のけご見こそきたったれ、あれよってうちころせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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