護国軍(読み)ごこくぐん(英語表記)Hu-guo-jun; Hu-kuo-chün

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「護国軍」の意味・わかりやすい解説

護国軍
ごこくぐん
Hu-guo-jun; Hu-kuo-chün

中国第三革命 (1915~16) の中核となった軍事組織。 1915年8月袁世凱帝制運動が活発になると,旧雲南都督の蔡鍔およびその後継者唐継堯は,孫文らの中華革命党や旧国民党の李烈鈞らとともに,12月雲南で蜂起して,討袁軍を組織し,四川へ進軍した。護国軍が北洋軍閥軍と戦ううちに,袁の帝制取消しが実現し,16年5月独立した各省勢力を連合する護国軍軍務院が設置されたが,袁の急死後7月 14日解体した。

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世界大百科事典(旧版)内の護国軍の言及

【アメリカ合衆国】より


[統帥と文民統制]
 合衆国憲法の下で,大統領は全軍の最高司令官として,合衆国防衛の最高責任者の地位にある。より具体的には,文民である国防長官,また軍事専門家から構成される統合参謀本部の補佐をうけ,大統領は,陸・海・空軍および海兵隊,州兵の全国組織である護国軍National Guard,沿岸警備隊Coast Guardを統轄,指揮している。また,現代戦が総力戦であるという見地から国防と外交,経済などの一体性を確保するために,大統領の諮問機関として国家安全保障会議が設けられている。…

※「護国軍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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