精選版 日本国語大辞典 「護身」の意味・読み・例文・類語
ご‐しん【護身】
〘名〙
① 他から危害を加えられないよう身を守ること。危険から身を守ること。
※三代格‐一八・大同五年(810)五月一一日「給二国司以下、軍毅以上一、護身兵士、守八人」
② 真言行者の身を守護して魔障を防ぐこと。護身法を行なうときに、真言行者が読経修法などに際し、それを成就させるため、心身を守護する印や真言を結ぶこと。また、真言行者がこれを行なって、他者を守護することにもいう。
③ 護持僧のこと。玉体を加持祈祷して護る僧。
※玉葉‐仁安二年(1167)七月一七日「今日有二着帯事一、在憲朝臣来、有二祓事一、帯二護身一」
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