讃岐半島(読み)サヌキハントウ

デジタル大辞泉 「讃岐半島」の意味・読み・例文・類語

さぬき‐はんとう〔‐ハンタウ〕【讃岐半島】

四国北東部にある瀬戸内海備讃びさん瀬戸に突き出た半円状の半島香川県の陸地全域にあたる。北部屋島五色台などの卓状地と四国最大の讃岐平野が広がり、南縁には讃岐山脈が連なる。約2万ものめ池があり、わが国屈指の溜め池灌漑かんがい地域となっている。古くから四国への文化入口だった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「讃岐半島」の意味・わかりやすい解説

讃岐半島
さぬきはんとう

四国地方北東部にある瀬戸内海に突き出た半円状の半島で、香川県の陸地部に相当する。南縁には中生代末期の和泉(いずみ)層群からなる讃岐山脈があり、北部には屋島(やしま)、国分台(五色台)などのメサ飯野(いいの)山などのビュートで特徴づけられる讃岐平野が広がる。開発の歴史は古く、サヌカイト讃岐岩)でつくられた石器が発見されたり、条里遺構もみられる。約2万もの溜池(ためいけ)があり、わが国屈指の溜池灌漑(かんがい)地域である。

新見 治]


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