豊川[市](読み)とよかわ

百科事典マイペディア 「豊川[市]」の意味・わかりやすい解説

豊川[市]【とよかわ】

愛知県南東部,豊橋平野北部を占める市。1943年市制。中心市街は古くから豊川稲荷妙厳寺(みょうごんじ))の鳥居前町として発達。1939年海軍工廠が設けられ,軍需工業都市として発展,第2次大戦後は鉄道車両,自動車,農業機械,光学器械などの工業が盛んとなり,1969年東名高速道路豊川インターチェンジが開設されて大きく発展した。飯田線,名鉄名古屋本線,国道1号線が通じる。農村部では豊川用水を利用して野菜を多産西部御油(ごゆ)は東海道の旧宿場町。国府(こう)は三河国府所在地で,付近に国分寺跡史跡)がある。2006年2月宝飯郡一宮町を,2008年1月宝飯郡音羽町,御津町を,2010年2月宝飯郡小坂井町を編入。161.14km2。18万1928人(2005)。

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