豊根村(読み)とよねむら

日本歴史地名大系 「豊根村」の解説

豊根村
とよねむら

面積:一二〇・二八平方キロ

南は東栄とうえい町、西は津具つぐ村、東は富山とみやま村と天竜川を挟んで静岡県磐田いわた水窪みさくぼ町、北は標高一四一五・四メートルの茶臼ちやうす山と一〇三〇メートルの新野にいの峠をもって長野県下伊那しもいな郡天龍村・売木うるぎ村に接する。別所べつしよ街道(国道一五一号)が村域西部を縦貫し新野峠に至る。地形起伏に富み天竜川の支流大入おおにゆう川の枝流の流域水田集落が立地する。

豊根村
とよねむら

2005年11月27日:北設楽郡豊根村が北設楽郡富山村編入
【豊根村】愛知県:北設楽郡
【富山村】愛知県:北設楽郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊根村」の意味・わかりやすい解説

豊根〔村〕
とよね

愛知県北東端,美濃三河高原にある村。北で長野県,東で静岡県に接する。 1889年村制。 2005年富山村を編入。スギ,ヒノキの人工林が多く,シイタケを特産。 1956年完成の佐久間ダム (→佐久間湖 ) に続き,1973年新豊根ダム (みどり湖) がつくられた。天竜奥三河国定公園に属し,県境茶臼山 (1416m) 山頂近くに矢筈池,芹沼池の二つの人造湖のほかキャンプ場があり,山麓には愛知県茶臼山野外活動ロッジがある。三河山間部の近世の民家建築を伝える熊谷家住宅は国指定重要文化財。村内各地には国指定重要無形民俗文化財の花祭が残されている。川宇連ハナノキ自生地は国の天然記念物に指定。面積 155.88km2。人口 1017(2020)。

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