豊竹此太夫(1世)(読み)とよたけこのたゆう[いっせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊竹此太夫(1世)」の意味・わかりやすい解説

豊竹此太夫(1世)
とよたけこのたゆう[いっせい]

[生]元禄13(1700)
[没]明和5(1768)
義太夫節太夫大入りのときは聞き取れないほど調子が低かったが,節細かく,憂いきき,ときには派手な気分を表現,いまに伝わる語り風を確立して竹本座の大立物となった。寛延1 (1748) 年『忠臣蔵』のとき人形遣い吉田文三郎と衝突豊竹座へ移って豊竹姓になり,翌年受領して豊竹筑前少掾となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android